1月18日だったかな?アグネス・チャンがTVで手術したことを公表?
私も同じ手術で(多分ですが)耳下腺腫瘍を6年くらい前に取りました。
やっぱり最初は耳の後ろにグリグリみたいなものを発見し
ちょうどその頃、気絶しそうな頭痛に襲われ、即近くの耳鼻科へ診ていただきに。
触診だけで、大きな病院への紹介状を頂き、次の日検査に。
悪性か良性かの検査は細胞を採らないと、ということで、
麻酔ナシで耳の下から大きな注射で吸い上げ
この方が本当に手術より辛かった思い出があります
しばらくして結果を聞きにいくと、充分採れていないので結局
開けて見ないとわからないとの事
何の為に痛い思いしたのかとチョッと
それからは悪性の確立50%と言われ「よっしゃ!!癌と戦うぞ!!」と
MRIや唾液腺機能検査と言って何十分もレモンをくわえて唾液腺の機能をみたり
シンチグラムといって、ある特定の放射線物質を体内に注入してそれが耳下
腺に取り込まれるかどうかの検査(たとえばガリウムという物質なら悪性腫瘍や炎症
で取り込まれ、良性腫瘍では取り込まれない場合が多いとかテクネシウムと言う物質
では、良性腫瘍では取りこまれますが悪性腫瘍では取り込まれず、そこが空いたよう
な像を示すとか)もしました。
結局半年くらい検査を重ね、その間又細胞採取を注射器でインターンの実験台にされ
痛みのあまりエコー室で絶叫しました
そして、手術の2日前に入院し、動脈採血(注射器をまっすぐに刺すのでこれが又痛い)
と、薬品のアレルギーテスト
当日は気合が入りすぎて、手術室に行くまでに打った注射でも眠らず
手術室で看護士さんに「髪の毛くくるゴム忘れたんですけどすみません」と
謝ったら「そんな事気にしないでいいですよ」と笑われてしまったのを覚えています
私も多分4時間以上手術にかかったと覚えていますが、亡き父が事もあろうに私の手術中
私の旦那を誘い、駅前でとんかつを食べていたと母に聞いたときは唖然としました
父の手術のときは母と朝8時から深夜12時前まで手術室の待合にいたのに…
そして手術が終わる前に覚醒し、肺まで入れた管を抜くとき無意識に抵抗したようで
声帯をすっかり傷めてしまい、元通り声が出るまで2ヶ月近くかかったのを覚えています
麻酔が覚めベッドで家族にピースサインをしたら「じっとしてなさい」と言われ
酸素マスクを外し喋ろうとしたら声が出ないし…
入院中も私が良性だったということで、他の悪性患者さんにいじめを受けたり散々でした
入院するまで耳鼻科の病室なんて中耳炎の人や、
そんなくらいの人たちが入られてるのかな
と思っていたけど、とんでもない勘違いでした
鼻の癌の人は頭をてっぺんから半分に割って裏から鼻を採ったそうで
整形手術は一年後だとか、甲状腺癌の人は喉に穴が開いていて、夜中にタンが詰まると
吸入器で吸ってもらわないと大変だし、食事は鼻から流動食だったり…
本当に軽症の病気であった事に感謝しました
アグネスさんも多分そんな人たちを見て退院されたんだと思います
久しぶりの病院の外の空気に感動し、そして私の傷を気遣ってマフラーを買って
迎えに来てくれた旦那にも感動しました。
あの時の気持ち忘れてはいけないと、アグネスさんが思い出させてくれました。