最近「桜」の歌がやたらに多い どれもそれなりにいい歌なんだけど
そんなに今までみんな「桜」に関心があっただろうか
お花見に行くオッちゃんオバちゃんサラリーマン諸君だけだと思っていた
我が市には誇るべき「桜通り」と言うものがある
毎年、老若男女が何処からか集まってくる
飲めや歌えは仕方がないけれど、深夜まで帰らない若者
ゴミを持ち帰らない人々、結局警察がきたり…
桜の木はきっと怒っているよ
私にとって「桜」は悲しくもあり、後悔の想い出でもある
明日は父の1周忌をするのだけれど(命日は7日ですが)
去年の3月、父は入所したばかりの老健施設から救急車で病院に運ばれた
風邪をこじらせて肺炎だった
電話をもらった時点で「そんなに長くは持たないでしょう」と言われた
人工呼吸器を付けるかどうか聞かれたが、先生の勧めもあり
(先生が自分の親なら付けないと言われて、私もそう思ったので)
しかし1週間ほど過ぎた頃、父の意識は朦朧としながら戻り
それが返って辛いらしく、苦しんでいた
そんな父が毎日通う私を見ると「痛いから何とかしてくれ!!」と
暴れるので、私は病室に行っても父の足元で気付かれないようにじっと
過ごす日々が続いていた 私も辛かった
そのうち父の枕側の窓の外に桜が咲き始めた 教えてあげたかった
きっと後で教えてあげなかった事を後悔するって知っていた
でも、父の体を考えると、私が顔を見せる事は出来なかった
私と母がいない間に父は天国へ旅立った
明日 父にそっと謝るつもりです ごめんね